めざまし8 (めざまし8)
今年、ダンプ松本さんの半生がドラマ化され、再び脚光を浴びている昭和の女子プロレス。1970年代当時、熱狂的な女子プロレスブームに火をつけたパイオニアの伝説的女子プロレスラー・マキ上田。マキ上田さんは、1976年にジャッキー佐藤さんと「ビューティペア」を組み一世を風靡。当時男性の世界だったプロレス界で多くの若い女性ファンを取り込み、社会現象にまでなった。しかし、人気絶頂の中、19歳という若さでリングを去った。現在、彼女がいる場所を訪ねると、東京・浅草にある釜めし店「田毎」の厨房で黙々と作業をしていた。現在は、店の女将として働いている。マキ上田さんは、15歳で全日本女子プロレスに入門。類まれなセンスで数々のタイトルを獲得。そして、歌手としても活動し、熱狂的な人気を得た。ビューティ・ペア結成から3年後、運命の試合が組まれた。それはプロレス団体が仕掛けた相棒ジャッキー佐藤さんとの引退をかけた一騎打ち。結果は、勝者・ジャッキー佐藤さん。マキ上田さんは当時19歳で現役引退。その後は、女優や歌手活動などを経て、地元鳥取に帰りスナックのオーナーに。そして、釜めし店を経営する現在の夫と結婚。引退とその後についての本音を伺うと、「もうちょっとやりたかった思いはない。さっぱり自分の中で決めたことは守る。ある意味指名手配みたいになってた。そうすると自分の地を出せる部分で言ったら田舎に行ったほうが良いと思った」などと話した。今の若い人たちに思うことは、「精神的ストレスを飲み込みすぎ。なぜ自分のことを自分でアピールしてSNSに載せてるのかな?そんなこと考えているより土手走ってこーい!みたいな」などと語った。