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神奈川・藤沢市にあるパーソナルジムを取材。インストラクターの杉山知寿子氏が代表を務め、遺伝子情報を調べ体質に合わせたトレーニングや食事を提供している。検査はキッドで唾液を採取し郵送、1か月ほどで結果がわかるという。遺伝子情報に基づくトレーニングはアスリートの現場にも広がっている。J2・いわきFCは2018年から強化の一環として遺伝子検査を導入。チームドクター・齋田氏は選手それぞれの遺伝子情報をもとに筋トレの強度・回数などを調整しフィジカル強化に繋がったという。一方でアスリートの遺伝子研究を停止する動きもある。国立スポーツ科学センターでは2017年からアスリートの遺伝子と成績やケガとの関係を研究していたが2022年に停止した。スポーツ遺伝学の第一人者・福典之教授は「発展途上の技術だから研究を続けるべき」と指摘する。