Nスタ きょうのイチバン
きょう、有明アリーナで、フジテレビの親会社フジ・メディアHDの株主総会が行われた。会場には、堀江貴文氏の姿もあった。中居正広氏と元女性アナウンサーをめぐる一連の問題で、経営陣の大幅刷新を余儀なくされたフジ・メディアHD。総会は、退任する金光修社長の謝罪で始まった。株主からは、今回の事案は、フジテレビの根底にある上納というような深刻な人権侵害を長年にわたりやってきた3、40年の社歴の人がどっぷり染まっていると言わざるを得ないのではないかなどとの厳しい声も上がった。オンラインカジノ問題で、社員が逮捕・起訴されたことについても、金光社長が謝罪した。堀江貴文氏をめぐっては、堀江氏との連携や協業の可能性について、清水氏は、それは否定しないと回答していたという。注目されていたのは、大株主のファンド「ダルトン」が独自に提案した取締役候補が選ばれるかどうか。フジ・メディアHDは、社長候補の清水賢治専務を除いてこれまでの経営陣は全員退任し、新たにファミリーマート元社長の澤田貴司氏ら11人を取締役候補に提案した。ダルトンは、SBIHDの会長兼社長の北尾吉孝氏ら12人を取締役に擁立していた。総会は4時間以上に及んだ。会社側の取締役候補は全員選ばれたが、ダルトンが提案した候補は1人も選ばれなかった。ダルトンのローゼンワルドCIOは、委任状争奪戦では、フジが勝った、新しい戦いを始めるのではなく、ともに頑張ろうなどとした。