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モスクワの赤の広場で9日、ロシアにとって80年の節目となる第2次世界大戦の戦勝記念日式典が行われた。ウクライナへの軍事侵攻を正当化したプーチン大統領。一昨年は7ヵ国、去年は9ヵ国の首脳が出席したパレードに、今年は20ヵ国以上の首脳が出席。中でもプーチン大統領が蜜月ぶりをアピールしたのが、主賓として特別招待した中国の習近平国家主席。8日には大統領執務室でお茶も交えながら会食などを含めると7時間超えの首脳会談を行った。パレードでも隣に座り、親密さを見せつけた。そして異例とも言える包容をした北朝鮮。式典に出席したのは、ロシアに派兵されウクライナ軍との戦闘に関与した北朝鮮軍の指揮を取った朝鮮人民軍のキム・ヨンボク副総参謀長ら軍高官。今回招待されたが、参加はしなかった金正恩総書記は、同日に平壌にあるロシア大使館を娘と共に訪問し祝意を述べた。和平交渉を巡っては、未だ進展が見られない。8日からの「72時間停戦」を一方的に宣言したにも関わらず、攻撃は続いていると伝えられている。それでもトランプ大統領を刺激することは避けたかったのか、去年とは大きく異なり西側諸国への批判はなかった。今回プーチン政権は通信遮断を予告・実施。厳戒態勢がしかれたモスクワの様子からも、依然として国際情勢の緊張が高まってることが窺える。ゼレンスキー大統領は、イギリスやフランスを中心とした有志国連合の首脳階段を10日にキーウで開くと発表。
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