ワールドビジネスサテライト (ニュース)
ホンダは軽自動車タイプの新型のEV(電気自動車)「N−VAN e:」を10月から発売すると発表した。フル充電による航続距離は245km。東京から静岡の浜松まで走れる計算で競合する日産のサクラより長い航続距離。価格は243万円からで、補助金を活用すれば法人は143万円から購入できる見通し。ホンダはターゲットを配送業を中心とした法人に設定。去年、ヤマト運輸と共同で実用性の検証を実施し配送業者が使いやすい車を目指した。さらに、人手不足が深刻化する2024年問題で女性ドライバーが増えることも見越して女性が乗り降りしやすいシートの設計も施されているという。またホンダは、三菱商事とバッテリー事業に関する新会社を設立すると発表した。車載のバッテリーを蓄電池に再利用することなどを目指しEV関連事業をさらに拡大させるねらい。