カンブリア宮殿 カンブリア宮殿 新しい集客の形を生む「ボーネルンド」
埼玉県戸田市のボートレース場の舟券売り場では圧倒的に男性が多く、暗い、汚い、怖いと言うイメージがあったという。そこで2019年にイメージを一新するために施設の1角に作ったのが子どもの遊び場。すると競艇ファンが子どもを連れて来るように。今では競艇をやらない女性も子どもを遊ばせに来るように。こうした遊び場をプロデュースしているのが東京・原宿に本社を構えるボーネルンドという会社。子どもの森という意味でデンマーク語の造語。1981年設立で従業員数は410人。売上は55億円。ボーネルンドのショップには世界20カ国2200種類の玩具を販売。1番人気はマグ・フォーマー。三角形や四角形など磁石が入ったピースをくっつけることで立体的な構造を学ぶことができる。また自社で開発した木琴は専門家が調律。正しい音程を学べるようになっている。商品の多くが子どもの成長に役立つ地域玩具で、今力を入れているのは遊び場づくり。横浜市のユニクロ PARK 横浜ベイサイド店では2700平米もの遊び場を導入した。茨城県常総市にあるTSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ店では遊び場を併設。年間来店者数は133万人だがその売上にもつながっているという。今多くの企業などが集客を目的にボーネルンドの遊び場を導入。コーヒーショップやリゾートホテルなど全国3万5000箇所に急増している。