ミャンマーの特殊詐欺拠点 高校生「命令背いたら電気ショック」

2025年2月19日放送 3:47 - 3:52 TBS
TBS NEWS (ニュース)

ミャンマーにある国際犯罪組織の建物。ここを拠点に特殊詐欺が行われている可能性がある。実は日本人も無縁ではない。監禁されていた日本人の高校生が、「命令に背いたら電気ショックを受けた」などと証言していることが分かった。タイの首都バンコク近郊にあるスワンナプーム国際空港。日本人の高校生は、この場所から詐欺の拠点へと連れていかれた。今月12日、ミャンマー東部にある中国系犯罪集団の特殊詐欺の拠点に監禁されていた16歳の日本人の男子高校生が、タイ当局に保護された。捜査関係者などによると高校生は愛知県在住で秘匿性の高い通信アプリ、Telegramを通じて海外の仕事に応募し、去年12月に1人でタイに入国した。その後、別の人物が手配した車で国境周辺の町へ向かい、ミャンマーへと渡ったということだ。高校生は詐欺の拠点で、日本人を狙って特殊詐欺の電話をかける「かけ子」をさせられていたとみられるが、命令に背くと「腕立て伏せをさせられたり電気ショックを受けたりした」という。こうしたミャンマーの詐欺拠点に監禁されている外国人は、1万人以上に上るとみられていて、保護された高校生は「現地には日本人が8人ほどいた」と説明している。高校生たちはどこで犯罪組織と接点を持ったのか。今月13日、バンコクの空港で日本に住む別の17歳の男子高校生をミャンマーに誘い出したとして、20代の日本人の男が拘束された。男はオンラインゲームを通じて高校生と知り合い、誘い出したとみられるということだ国際的な問題となっている特殊詐欺の拠点で、「監禁された」という男性に話を聞くことができた。台湾人のパフォーマー、謝さん。去年12月、SNS上の偽の求人広告にだまされタイを訪れた後にミャンマーにある詐欺の拠点に監禁された。詐欺の実行役を命じられた謝さん。グループを抜ける条件として3万ドル、日本円で約450万円を要求され暴行も受けた。その後、台湾とタイ警察の協力によって救出された。こうした問題を受け、タイ国家警察本部では17日、日本を含む23か国の大使館や国連機関の代表者が集まり、特殊詐欺の拠点に監禁されている外国人らの救出方法などについて協議した。また、ミャンマーの国境警備隊のトップ・ソーチットゥ氏は、詐欺の拠点に監禁された日本人の救出に向け動いているとしている。


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スワンナプーム国際空港バンコク(タイ)タイ王国国家警察庁愛知県テレグラムソー・チットゥーミャワデイ(ミャンマー)

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