明日をまもるナビ (明日をまもるナビ)
1925年3月からラジオ放送が開始され、2年前に発生した関東大震災の経験からラジオ放送を求める声が高まったと言われている。1934年9月に発生した室戸台風を振り返り、日本大学・中森教授は「放送は開始当初から災害と向き合ってきた」と話す。1951年に民放ラジオが放送を開始。1953年にはテレビ放送が開始された。1954年9月に洞爺丸台風が発生し1400人以上の犠牲が出た。1959年9月の伊勢湾台風では死者・行方不明者が5098人に上る。1962年に災害対策基本法が施行され、1964年の新潟地震ではラジオで被災状況が伝えられた。1993年7月の北海道南西沖地震から放送各社が津波警報を重視し速報するようになった。1995年の阪神・淡路大震災では被災地取材など課題も浮き彫りになった。スタジオではいのちを守る放送のこれからを考える。