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トランプ大統領の関税措置発動へ。メキシコ、カナダからフェンタニルなどの薬物がアメリカに流入しているためだと強調していてさらなる対策の強化を促すねらいがあるとみられる。また、トランプ大統領は輸入品に高い関税をかけることで貿易赤字を是正するとともにアメリカ国内に製造業を回帰させると主張してきた。ラストベルト(さび付いた工業地帯)に多いみずからの支持者にアピールするねらいもあるとみられる。一方各国の対抗措置も想定され貿易摩擦が激化することやアメリカ国内で輸入品の値上がりを通じてインフレ率が上昇することが懸念されている。ベッセント財務長官は2日、CBSで放送された番組で「トランプ政権1期目では関税は物価に影響しなかった」と改めて強調した。そして、規制の緩和やエネルギー価格の引き下げによって「インフレ率はFRB(連邦準備制度理事会)が目標とする2%に向かって速やかに低下していくだろう」としている。このままメキシコとカナダにも関税措置が発動されるのかそして、その影響はどこまで広がるのか世界が固唾をのんで見守っている。