news zero (スポーツニュース)
去年のパリ五輪、スケートボード男子ストリート決勝で連覇を達成した堀米雄斗。その堀米が「地獄」と語ったオリンピックまでの道のりには、世界一厳しい代表争いがあった。現在男子ストリートは世界ランク上位5人が全員日本選手。3位につけている根附海龍は、パリの切符をあと1歩のところで逃していた。パリ五輪の予選は約2年かけて行われ、出場できるのは上位3人。最終戦を前に根附は2番手で、堀米は5番手だった。最終戦で根附は転倒した一方、堀米は超大技を成功させ優勝。パリ五輪から1年で日本の男子ストリートのレベルはさらに上がり、誰がオリンピックに行ってもおかしくない状況だという。他の選手にはない根附の武器が「ヒールフリップ」で、通常多くの選手はつま先を使い板を回すが、根附はかかとを使い通常とは逆向きに板を回す。「ヒールフリップバックリップスライド」はかかとで縦に一回転し板を横に90度回しレールを滑る技で、世界で根附だけが取り組んでいる。根附はきょうから大阪で行われる「XGames Osaka 2025」に出場する。