情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
両陛下が能登の被災地を訪問。輪島市内の道路沿いには天皇皇后両陛下を乗せた車が通るため警察から車両が追加する際の注意点が市民の方に説明されている。今日午前10時前に能登半島地震の被災地を訪問視するため両陛下は羽田空港で姿を見せているが、地震の発生依頼両陛下が被災地を見舞われのは初めてだという。午前11時前に両陛下は能登空港に到着し、出迎えた石川県の馳浩などと挨拶を交わしている。空港で被災状況などの説明を受けたあと両陛下は自衛隊のヘリコプターで輪島市に向かっていた。服装はタートルネックのセーターとグレーのジャケットを羽織られ輪島市長らに出迎えられている。午後1時頃の沿道には両陛下の姿を見ようと多くの市民が到着を待ちわびていた。午後1時半頃に両陛下を乗せた車が通り現地の移動には職員らと同じマイクロバスを利用。現地の負担にならないよう食事は持参し日帰りの日程だという。両陛下が最初に訪問したのは大規模な火災が発生し約300棟が焼失した輪島朝市で輪島市長の説明を受けながら被害の様子を確認。輪島市では102人が亡くなり5人が安否不明で約3割の家屋が全壊と半壊以上は半数を超えていた。地震の発生直後から心を痛められてきた両陛下は現場を目の当たりにし頭を下げて目礼。先月は誕生日の際に行われた会見で能登への思いを語っていた。公開された写真や映像には陛下の側に石川県の珠洲焼、皇后様の側には石川県の輪島塗が置かれていた。陛下はこれまで石川県を13回訪問し、1975年の夏には学習院高等科の地理研究会の研修旅行で2泊3日訪れていた。金沢で九谷焼の工房などを見て最後は金沢駅から夜行寝台列車に乗って仲間達と東京に帰ったという。能登は陛下にとって青春のひとときを過ごした思い出の地でもある。能登への思いを胸に今日被災地を訪問している両陛下は上皇ご夫妻から受け継がれた思いと共に被災地を見舞われていたという。
東日本大震災の際両陛下は避難所を訪れ、土足の床に靴やブーツのまま正座されて被災者の話を聞かれていたことに驚きが集まった。当時皇后様は療養中で、公的な活動で皇居以外の場所に行かれるのは半年ぶりのことだった。
避難所で膝をついて被災者と同じ目線で話をされるお見舞いの始まりは平成3年に発生した長崎県の雲仙普賢岳の大規模火砕流の時で、上皇御夫妻は発生から約1ヶ月後にお見舞いのため被災地入りされた。避難所で膝をついて被災者と話をされるのは前例のないことで、この平成流のお見舞いは平成5年の北海道南西沖地震や平成7年の阪神・淡路大震災などでも行われた。阪神・淡路大震災のお見舞いの際には美智子さまが皇居で育てた水仙を献花され、この水仙は今でもドライフラワーとして神戸布引ハーブ園で見ることができる。