中国残留孤児 3世の思い

2025年9月20日放送 6:42 - 6:50 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 おはWORLD

中国残留孤児について。第二次世界大戦中、旧満州には150万人を超える民間の日本人が暮らしていたとされている。終戦後、日本に引き上げる混乱の中で中国人に引き取られるなどした子どもたちが中国残留孤児。中国残留孤児 3世の工藤優介さんを取材した。祖父の工藤哲弘さんは中国残留孤児だった。優介さんはその記憶を残したいと哲弘さんの証言を映像におさめてきた。哲弘さんは日本に親族が見つかり1992年に日本へ永住帰国した。哲弘さんの息子の徳全さんは、日本に帰国してからの言語の壁が最も大きな問題だと話した。中国での経験をいかした仕事には就けずトラックの運転手として家計を支えている。優介さんは、“戦争の負の連鎖が続いている”と感じているそう。優介さんは去年12月、中国・吉林省を徳全さんと訪れた。優介さんは「国籍関係なくひとつの家族として迎え入れてくれたことに感動した」と話した。今年7月哲弘さんが亡くなった。優介さんは「3世が伝え続けていくことに大きな意義がある」とした。


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