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福島第一原発の処理水を巡り去年8月以降、日本産の水産物の輸入を停止していた中国。先週金曜日、中国外務省は日本側との輸入再開に向けた合意を発表した。これを受けて北京の日本料理店では期待が高まっている。輸入再開によって、思わぬ影響が出そうなものが水産物の中でも特に中国への輸出依存度が高かったホタテ。ホタテのマーケットが世界的に拡大している中、中国の輸入再開は喜ばしいことだけではないという。元水産庁・東京海洋大学・上田勝彦客員教授は「いいものは中国だけではなく他の国も欲しがっているという事実はある。単純に言うと価格が高くなっていくのではないか」と指摘した。