ひるおび JNN NEWS
日本銀行はきょうから金融政策決定会合を開く。賃上げの動きの広がりなどから、追加利上げが確実視されている。日銀が「金利ある世界」で、さらに一歩、進もうとしている。植田総裁は先週、この会合で「利上げを行うかどうか議論し、判断したい」と発言。背景にあるのは、重視してきた「賃上げ」をめぐる動き。大企業は積極的な姿勢で、日銀内では「文句ない勢い」などと前向きな評価が多く聞かれます。さらに経済や物価も見通しどおりに推移しているとして、利上げしても良い環境だとの見方が大勢。一方、リスク視していたのが、米国・トランプ新政権による世界経済への影響。「暴れないかどうかに尽きる」と特に就任演説を警戒していたがサプライズはなく、株価や為替も大きくは動かなかった。市場では、けさの時点で100%利上げが織り込まれるなど、17年ぶりの水準となる年率0.5%への引き上げは確実視されていて、住宅ローンや預金金利などが少し上がることになりそう。