ワールドビジネスサテライト (ニュース)
G7は難しい事態に陥っており、不安要素はトランプ大統領。今回のサミットでは世界経済のほか中東情勢についても意見が交わされる見通しで、中東情勢の沈静化を求める共同声明を採択する可能性も取り沙汰されている。課題山積の状況だが、議長国のカナダはトランプ大統領と各国首脳との亀裂が露呈する事態を回避するため、首脳宣言の発表は見送るとみられている。見送られれば、ロシアを加えたG8時代の2007年以来18年ぶり。日米関税交渉については、首脳会談が明日未明に開催される方向で調整が進んでいる。首脳会談での一定の合意も視野に、閣僚間での協議が精力的に続いている。赤沢経済再生担当大臣が詰めの協議を行っているが、総理周辺は交渉の行方について「最後までどうなるかわからない」と話している。日本政府は特に自動車に課されている25%の追加関税を撤廃か最小限にとどめたい考えで、早期の合意を探っている。