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きょう特別列車で金正恩総書記が北京に到着。訪中は6年ぶり。平壌から北京まで1300キロを移動した。北京市内はあすの軍事パレードに向け、会場の天安門広場が閉鎖されるなど厳戒態勢。あすははじめてプーチン大統領、習近平国家主席、金正恩総書記が揃い踏みする。金正恩総書記は、複数国が出席する外交舞台に参加するのは初めて。外務省幹部は「正直に言ってびっくりした」などと話していて、中国共産党の関係者も「知らなかった」と話しているという。去年被災地を訪問した金正恩総書記は、特別列車で演説をしていた。その中には、韓国メディア曰く価格3000万円を超えるメルセデス・ベンツの超高級車が。きょうも中国で移動する際には複数台のベンツが見られたとのこと。金正恩総書記の訪中は、習政権の誤算からうまれたという。あすは戦後80年を記念する軍事パレードで、中国の力を見せつけるチャンス。そのため本来は西側諸国を含めた国に出席してもらおうと中国は考えていた。しかし欧州からは「プーチン大統領がくるなら行けない」と断られたそうで、逆転の策として目をつけたのが金正恩総書記だった。ロシア、中国、北朝鮮のトップ3人が並び立つことで、歴史的場面を演出し、力をアピールする狙いがあるという。金正恩総書記は、トランプ大統領から「年内に会いたい」と言われていて、対等に渡り合うために中国という最大の後ろ盾との関係を改善させておく必要があったとみられる。プーチン大統領も、軍事作戦を支えてもらう感謝を示す機会になるといえる。スタジオでは「軍事的な動きが強まるのではと少し不安」などとコメント。