日ビ 富士山物語2024 密着1600時間以上 富士山を愛する仕事人たちの物語
万年雪山荘に密着。午後1時、宿泊客の予約作業。万年雪山荘では店員数250人の宿泊棟が存在する。近年登山客数が増加しており今年は20万人以上、ピーク時は相部屋も当たり前となっている。夕方になると一気に人が増えるがそれでも少ないほうだという。人々の目的は食堂で夕食でをとる人たちで満員状態。約2分で19人前を提供したりしている。山小屋メシはほぼレトルト。宿泊では食事付きのプランも存在する。午後8時食堂に人はまだいるが消灯の時間になる。これは深夜0時になるとこれから御来光に行く人のために弁当を用意する。そして午前1時に再びオープンするとその段階ですでに繁盛した状態でお腹を満たして山頂へ向かう。スタッフはこの後眠り別のチームに交代する。
万年雪山荘のスタッフは早朝組と深夜組の2チーム交代制でバイトは屋根裏で過ごしている。部屋は約2畳の部屋で2カ月間過ごす。また水が限られているためめったに入れないお風呂が癒やしの時間だという。午前9時になるとラジオ体操が実施される。ラジオ体操から戻るとスタッフはトイレ掃除をする人を決めるじゃんけんを行った。2年目のテッペイさんにスタッフのムードメーカーを聞くとミチヨシさんで大学卒業後、バイトに応募したという。そんなミチヨシさんの得意技は首都当てで披露した。午後4時、ケンちゃんがまかないを作っていると教えてもらい取材。2カ月間毎食レトルト食品ばかりだと飽きるためアルバイトは手作り料理を作る。そのまかない隊長であるケンさんでこの日はチキンカツ丼で割り下から作っている。ケンさんは元々料理人でフレンチで働いていたという。そしてここの給料でフランスへ向かうという。そんな万年雪山荘の給料は日給13000円で2か月で約80万円となる。
若手メンバーを束ねるのは最年長のフミさん。人数に合わせ客室を振り分ける司令塔的存在で山小屋バイトは10回目。ベテラン勢の中には旅人もおりユカさんは家とかを持たず車で旅をしながら生活をしており、旅の魅力や山小屋生活を発信している。フミさんはZ世代の教育については勉強中だという。美術担当スタッフがトイレの看板を作り直したりした。午前8時20分。ギターの音が聞こえ始める。