ワールドビジネスサテライト (ニュース)
今年7月、大手スーパーの西友を完全子会社化したことでも知られているトライアルが今日、東京・西荻窪に初めてオープンしたのは、24時間営業の小型スーパー「トライアルGO」だった。オープン日のきょう、多くの報道陣が詰めかけた。およそ50坪の店内には、ロースカツ重をはじめ総菜や弁当すしなどの軽食に肉や果物といった生鮮食品およそ1800品目の商品が並ぶ。トライアルは九州を中心に展開する格安スーパーで、トライアルGOは、その大型店舗の周りにコンビニ並みの大きさで展開するサテライト型店舗という位置づけ。この店の近くには、7月に子会社化した西友が3店舗ある。そこで調理された弁当や総菜がトライアルGOに高い頻度で配送され出来たての弁当を提供できる。このため、こちらの店には、総菜や肉などの調理スペースはない。
24時間営業の、この店舗。販売コストを下げるため店内には様々な工夫がなされている、店内はすべてセルフレジ。年齢確認が必要なお酒を買っていく。レジは顔認証アプリが搭載され、必要な情報を事前に登録しておけば手ぶらで買い物ができる。アプリがなくても免許証をカメラに提示すれば遠隔で待機している店員が対応する。さらに、天井には数多くの監視カメラが設置され売り場の状況を常に把握している。製造から一定の時間が過ぎた商品をてらすと値札よりも値下げされた金額が表示されるシステムも導入し、デジタル化を図ることで人件費を削減している。
首都圏で1200店舗を展開するイオングループの小型スーパー「まいばすけっと」も、調理スペースをもたずセルフレジを導入するなど運営コストを切り詰め商品価格を抑えている。スーパーの経営に詳しい流通アナリストの中井彰人さんは「トライアルGOのような店舗が成功した場合、各スーパーが」今後、価格競争を強いられるスーパーにとって調理スペースを持たず土地代や光熱費、人件費を抑え利益を生み出す。こうした経営モデルが今後、主流になると予測する。トライアルGOの廣石代表は「首都圏で長い期間運営をしてきた西友の知見を今後さらに活用していきたい」というふうに話していて、都内の出店は今後ますます増えてくると思われる。目にする機会が増えるのだろうか。
