Nスタ Nスタ NEWS DIG
1分1秒を争う救急現場だが、救急車のサイレンが聞こえづらいことがあり、到着が遅れることも。一体なぜなのか。赤信号の交差点に入った救急車は赤色灯をつけ、サイレンを鳴らすが、前を横切る車が。通過するのに10秒以上かかったという。愛知県の救急隊員によると、交差点の走行は特に気を使うという。消防庁によると、救急車が通報を受けてから現場に到着するまでの時間は、初めて10分を超えた。一方、救急車のサイレンにはある特徴が。名古屋市内を走る車のドライブレコーダーの映像では、交差点に進入するまで救急車に気づかず、急ブレーキ。サイレンの音が聞こえていなかったというドライバー。最近の車は防音性能にすぐれていることも一因のようだが、消防によると、救急車のサイレンは音が前後に伝わるように設計されているため、横の方向には聞こえにくいケースがあるという。そこで注意を促すため、愛知県の消防では赤信号の交差点ではサイレンの音を変えるほか、拡声機で呼びかけている。