日曜報道 THE PRIME (ニュース)
外国人の受け入れの課題について。橋下氏は「法務省の所管を越えて提言を出したことは重要な意味がある。人手不足というのは賃上げの最大の要因。安い労働力をどんどん受け入れてしまうと賃上げにならない。賃金との兼ね合いのマネジメントも重要。今の社会保障制度は外国人を一定組み入れることを前提に考えている」、鈴木氏は「これまでは労働力として来て頂いてそのあと帰って頂くという仕組みだったが、これから滞在が長期化してくる可能性は当然考えておかないといけない。社会統合の観点からも、生活者になった時の問題について前もって備えをしておくのが鉄則」などと述べた。視聴者投票の結果を紹介。日本は外国人の受け入れを拡大すべきが17%、拡大すべきでないが72%になった。鈴木氏は「高度人材と言われる方が日本に来て頂いてるのは0.8%しかいない。チャンスがあまりない国だと思われているのは1つある。日本が構造改革を進めていって様々な意味での成長を実現していくことがいい人材の方に日本に来て頂くための大きな原動力になると思う」、橋下氏は「日本の政治家はすぐ外国人の高度人材だけを受け入れようとなるが、高度人材が多い国は当たり前だが移民が多い国。高度人材だけを集めるなんてそんなことできるはずがない。戦略性のないことを日本の政治家が言っているのは信じられない」などと指摘した。鈴木氏は「社会のキャパシティを考えていく必要がある。入ってくるスピードやペースが大事。今の段階でこういった議論が起こってきた。ここでしっかり議論をこなして国民に安心安全を体感していただけるような対策を政府が出し、その上である程度緩やかなペースということであれば拒否感も減る可能性がある」などと話した。大野氏は「日本の特徴は全体の外国人と比較しても高度人材が極端に少ない。経済的なインセンティブが魅力な国になれるか」などと述べた。