Nスタ 注目!きょうのイチメン
日本被団協とは広島・長崎の被爆者で作る団体として、核なき世界を目指して活動を続けてきた国内で唯一の被爆者の全国組織となっている。1982年には山口仙二さんが「ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ヒバクシャ」と訴えたことでも知られ、「HIBAKUSHA」は世界の共通語となった。しかし、2022年にはロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めプーチン大統領が核兵器の使用を脅しに使う様子や、去年10月からの中東紛争を巡りイスラエルがイランの各施設に攻撃する可能性が報じられるなどするのが現状となってしまっている。ノーベル委員会・フリードネス委員長は「今年の受賞が世界中の新たな世代にとって目覚めのきっかけになることを願っている、世界の政治指導者たちへの警鐘でもある」とコメントしている。日本被団協の田中重光さんはきのう、「二度と被爆者を作らないため頑張っていきたい」などとコメントした。
ノーベル平和賞に関して、今後のスケジュールを紹介した。日本時間10日午後9時からノルウェー・オスロ市庁舎で授賞式が行われる予定。11日午前1時45分からはパレード、晩餐会などが予定されている。ノーベル賞授賞式は物理学賞などはスウェーデン・ストックホルムで近年行われてきた。平和賞はノルウェー・オスロで行われる。晩餐会も開催地で違いがある。