あの日、偶然そこにいて オグリキャップ伝説のラストラン(1990)
オグリキャップの伝説のラストラン、その立役者の一人が武豊騎手。レースを終えた武騎手が最初に握手を求めたのが、オグリキャップの厩務員・池江敏郎さん。池江さんの献身的な世話があったからこそ、オグリキャップはこの日を迎えることができていた。そんな池江さんの半生を紹介。池江さんの弟・泰郎さんは調教師。実は競馬界で知らぬ者はいない。ディープインパクトやメジロマックイーンなど数々の名馬を手掛けた名伯楽。不運が重なり職を転々としていた敏郎さんは、先に競馬界に入っていた泰郎さんの紹介で厩務員になる。黙々と下働きを10年行い、その丁寧な仕事ぶりが評価されて1988年にオグリキャップの担当に抜擢された。