佐々木朗希 本来の“速球”求めて

2025年3月10日放送 21:51 - 21:56 NHK総合
ニュースウオッチ9 SPORTS

ドジャースで鮮烈な実戦デビューを果たしたのが、佐々木朗希投手。20球団の争奪戦の末、移籍したドジャースでは、開幕シリーズの先発候補にも名前が挙がるなど期待されている。ただ移籍1年目のスタートは、順調そのものというわけではなかった。鳴り物入りでドジャースに移籍した佐々木投手。2月に始まったキャンプ序盤は浮かない表情を見せていた。最速165キロを誇るストレートが、本来の力とは程遠く、150キロ台中盤にとどまっていた。その胸の内を、佐々木投手がキャンプ中にNHKのインタビューで「去年のシーズンからパフォーマンスが少し落ちていた」と明かした。戻らない球速に、球団関係者からは、状態を不安視する声も上がっていた。本来のストレートを取り戻すにはどうすればいいのか、佐々木投手は、原因がフォームのずれにあると考え、キャンプ中、急ピッチで見直しに取り組んだ。ラボと呼ばれる球団施設で、さまざまな角度から投球フォームを撮影し、理想のフォームとのずれを調べた。下半身から生み出される力が最大限ボールに伝わるよう調整。佐々木投手は「いい発見もあった」と語った。アメリカ・アリゾナ州の映像。ドジャース・佐々木朗希投手は1人、熱心にフォームを確認し続ける日々。投球動作に詳しいコーチの徹底指導も受けて、ストレートの球速を取り戻そうともがき続けた。迎えたオープン戦初登板の初球、160キロに迫るストレートで、内野ゴロに打ち取った。その後も次々と力強いストレートを投げ込み、この日の最速は159.8キロをマーク。さらにバッターに衝撃を与えたのが、決め球のスプリット。回転数が極めて少なく、ナックルボールのように左右に揺れ落ちる独特な軌道で、5つの三振のうち4つをスプリットで奪った。本来の力を取り戻したストレートと魔球のようなスプリット。目標とする世界一の投手を目指す姿で、多くの人に勇気を与えたいと考えている。佐々木投手は「自分の目標に向かって頑張ることしかできない」と語った。佐々木投手はあさって2回目のオープン戦に登板予定。


キーワード
ロサンゼルス・ドジャースアリゾナ州(アメリカ)

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