世界熱中ひとり旅 (オープニング)
有史以来、人類とともにあった戦争。歴史上の「英雄」と呼ばれる者はほとんどが戦争に明け暮れた者ばかり。どの戦争にも必ず終わりが訪れてきたがその裏には平和のために暗躍した孤高の英雄たちがいた。勝つことよりもはるかに難しい平和の実現のために人類がなした奇跡の瞬間に迫る。
佐々木蔵之介が南イタリアを旅する。訪れたのは八角形の形をした白亜の城。11世紀に勃発したキリスト教とイスラム教の宗教戦争は決着をみないまま200年にわたって続いた。その間、キリスト教側とイスラム教側が戦争をしないと誓った10年があった。立役者は神聖ローマ皇帝フェデリコ2世。八角形の城はフェデリコ2世が建てたものだった。