報道ステーション (スポーツニュース)
スタンフォード大学・佐々木麟太郎(20)。大谷翔平と同じ岩手県花巻東高出身。高校通算140HR。ドラフト指名確実と言われた中、決断したのはアメリカ進学だった。進学したスタンフォード大学とはどんな大学なのか。今回取材したのは前侍ジャパン監督の栗山英樹。まずは佐々木のもとを訪ねた。栗山がアメリカでやろうと思った理由を教えてほしいと質問すると佐々木は「野球としてもレベルの高いところに身を置きたかった。野球っていつ終わるか分からない競技なので、野球が終わったあとのことと野球の部分も構築できるのでここに来る決断をした」などコメント。
アメリカ・カリフォルニア州にあるスタンフォード大学。敷地面積は約33.1平方キロメートル。東京都千代田区の約3倍。学業&スポーツともに世界トップクラスの超名門大学。80人以上のノーベル賞受賞者を輩出し、さらにスポーツでは去年パリ五輪では39個のメダルをスタンフォード大学出身者が獲得している。もちろん野球部も強豪校。メジャーリーガーを100人以上輩出し、ドジャースで活躍するエドマンもOBの1人。その施設は圧倒的。充実したトレーニングルームにアスリート専用の食堂までが完備されている。なぜ大学スポーツにこれだけのお金をかけられるのか、スポーツ部門の担当者に話を聞くと驚きの支援方法があった。アメリカではアメリカンフットボールやバスケットボールなど大学スポーツが大人気。テレビ放映権やチケット販売などNCAAが管理、年間収益は1000億円以上。その収益をそれぞれの大学スポーツに再分配することで充実した環境を整えることが出来ている。さらに栗山を驚かせたのは徹底した文武両道。それは佐々木麟太郎の日々の生活にも垣間見ることができた。佐々木麟太郎は自らの1日のスケジュールを明かした。佐々木麟太郎は「野球をブレーできるできないの(学業成績の)基準がある。アメリカの大学野球はクビ制度みたいなものもなくはない。結果をだせなかったらもうここではプレーできないと告げられたりする厳しい世界。自分自身のパフォーマンスとか評価が今後のアメリカ大学野球の中での日本人の評価にも繋がってくる。充実している」などコメント。