長崎に原爆が投下されてきょうで80年。平和祈念式典ではこの1年間に亡くなった被爆者などの名前が加えられた20万1942人の原爆死没者名簿が奉安箱に納められた。被爆者や遺族代表など約2600人が犠牲者を追悼した。長崎市の鈴木市長は平和宣言で「永遠に『長崎を最後の被爆地に』するために地球市民の皆さんと手を携え、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を尽くしていくことをここに宣言します」などと述べた。石破首相は「唯一の戦争被爆国として非核三原則を堅持しつつ、『核戦争のない世界』『核兵器のない世界』の実現に向け、国際社会の取り組み主導がわが国の使命であり、一歩一歩着実に努力を積み重ねる」などと述べた。