シューイチ NEWS
ブラジルを公式訪問中の秋篠宮家の佳子さま。日本時間のきのう、ブラジル・サンパウロにある日本人移民の史料館を訪問された。開拓初期の移住者家族の家が復元されていて、佳子さまは台所や生活用品を見ながら当時の暮らしに思いを馳せられていた。その後、日系人の団体が主催する歓迎行事に出席し、「ブラジルの社会に貢献してこられたことに改めて深く敬意を評します」などと、公式訪問で最初となるお言葉を述べられた。今年は日本とブラジルの外交関係樹立130周年の節目にあたり、2週間の日程で公式訪問が行われている。日本時間おととい、サンパウロに到着された佳子さま。訪問初日の午後は、日本館で桜の記念植樹、池の錦鯉に餌やりをされる場面もあった。外務省が日本文化の発信拠点として設立したジャパン・ハウスでは、リサイクル素材でできた組み立て式のサッカーボールに触れながら説明を受けられていた。今回の訪問の特徴の一つが「移民の苦労に心寄せる」。開拓戦没者慰霊碑では花を捧げ、慰霊碑に深く頭を下げられた。開拓者の中には無縁仏となった人も大勢いるという説明に、佳子さまは「困難だったのでしょう」などと話されたという。佳子さまは今回の訪問でブラジルの8都市を回り、17日に帰国される。