列島ニュース 札幌局 昼のニュース
交通機関の優待を受けられる敬老パス制度の見直しに伴って札幌市が導入する健康アプリについて、市は来月から実証実験を行いアプリの使いやすさなどを確認する。札幌市は財政負担が大きくなっている敬老パス制度を見直し、来年4月から年間の利用額の上限を減額して対象を75歳以上に引き上げるほか、歩数などに応じてポイントを獲得できる健康アプリを導入する方針。敬老パスを利用しない65歳以上は電子マネーと交換できる。市はアプリの機能や使いやすやを確認してもらおうと、応募で選ばれた40歳以上の市民500人を対象に、来月から2ヶ月間実証実験を行う。実験では1日2000歩ごとに2ポイント、3000歩で2ポイントなどを獲得できる。日々の血圧や体重の測定、健康診断の受信やイベント参加などでポイントが加算される。札幌市は、寄せられた意見をもとにポイント獲得の条件などを検討し多くの人の健康促進につながるアプリにしていきたいとしている。