TBS NEWS (ニュース)
今年の夏、“南海トラフ地震臨時情報”が発表され観光への影響が大きく制限される事態となった。和歌山県白浜町・白良浜の眺めと海水浴・花火が楽しめる紀州・白浜温泉「むさし」のおかみ沼田弘美さんは「ビーチに人がいないのを見たのは生まれてはじめて」と話す。8月に初めて南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が出され、白浜町は海水浴場を閉鎖し花火大会も中止にした。旅館の予約数は例年の半分に減少。白浜町だけで約5億円の経済的影響が出た。内閣府は情報を発表する際、気象庁と合同で会見を開くことなどの改善策を打ち出した。野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英首席研究員は「しっかり検証すべき」と指摘。