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備蓄米の販売について、精米や運送などで課題が指摘されている。政府は随意契約の備蓄米30万t全て玄米で売り渡すとしている。傘下のホームセンターで店頭販売を始めたアイリスオーヤマは、玄米を宮城県の自社の精米工場へ搬入し精米。日本チェーンストア協会の理事は、スーパーには精米機がないのでそのままもらってもどうにもならないと話している。日本経済新聞によると、精米所はすでに小売各社などによる奪い合いの様相を見せていて、これが流通停滞の一因にもなっているという。傘下に14の精米工場をもつJA全農の担当者によると、精米してほしいという依頼が多数きているという。各工場は休日も稼働しており、もともと稼働率は高く能力には限界があると話している。そんな中、精米せず玄米でのまま販売予定の業者もある。スーパーマルヤスの代表は、到着した備蓄米はまず玄米で販売することで消費者に早く届けたいという。消費者自身が精米する必要がある。