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きのうから3回目となる備蓄米の随意契約の申し込みが始まった。今回売り渡されるのは2021年産の古古古米・12万トンで、大手・中小の小売業者、精米できるコメ販売店が対象でこれまで契約した事業者も申し込みできる。きのう午後5時までに、合計98社から約4万トンの申し込みがあったという。その一方、企業からは冷静な声もあがっている。日本テレビは最初の随意契約で備蓄米を買い入れた大手・59社に3回目の随意契約を申し込むのか調査したところ、きのう午後3時半までに回答があった46社のうち、申し込む3社、申し込まない24社、未定19社となった。多くの企業から聞かれたのが、「前回の備蓄米がまだある」や「コメが古すぎるし新米が7月終わりに出るから」などだった。横浜市にある「スーパーマーケット セルシオ 和田町店」を取材。こちらは年間40トンの米を取り扱うスーパーで、今回の申込条件である年間1000トン以上の取り扱いには及ばず他社と共同購入という方法で申し込みしようと奔走したというが、時間とコストが見合わず断念したそう。(年間)1000トン以上というハードルが壁になっているという。