報道ステーション (ニュース)
SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は会見でフジテレビに対し「もし敵対するなら私も徹底的に勝負します」などと話した。さらに不動産に偏る収益構造などの課題を挙げた。フジ・メディアHDの大株主であるダルトン・インベストメンツは昨日、取締役12人の選任などを求めて株主提案を行うと発表。その12人の中の1人である北尾氏は2005年、堀江貴文氏率いるライブドアによるニッポン放送買収を阻止した立役者。北尾氏は会見で「堀江君の能力を生かすことは僕としてはぜひやりたい」などと話し、堀江氏も前向きな姿勢を示している。ダルトン側は取締役を北尾氏らにすることで日枝体制の残滓を一掃するとしている。ただ、去年6月に行われた上場企業の株主総会で取締役の選任を巡る株主提案は13件中1件しか可決されなかった。北尾氏は会見で「フジ側がダルトン側と協議し、フジの役員選任案を再度提示すべき」などと話した。また北尾氏はビジネスモデルの改革案として、知的財産の活用・地方局と連携したコンテンツの拡充・コンテンツを支援するファンド創設などを挙げた。北尾氏の会見を受けてフジ・メディアHDの金光修社長は「検討していきながら我々の考えをまとめていきたい」などと話した。