ひるおび (ニュース)
6月からの新経営陣について現在フジ・メディア・ホールディングス側は、3月27日時点で社内取締役と社外取締役を半々にする案を発表している。それに対しダルトン・インベストメンツは今月16日、全員を社外取締役にすることを要求している。昨日取締役会が開かれ社外取締役の齋藤清人氏は、新しい役員がフジ側から提示される可能性は十分あると話した。キーパーソンは清水社長とみられ、SBIホールディングスの会長兼社長の北尾吉孝氏も、清水社長は旧体制のカラーが薄い人で残してもいいのではとしている。また清水社長は「ちびまる子ちゃん」「ドラゴンボール」「ワンピース」などに携わってきたアニメ出身でドラマ・バラエティほど芸能事務所とのかかわりが深くなく、今回の問題の根本にある芸能事務所とのパワーバランスに巻き込まれていない立場だとみられている。フジ・メディア・ホールディングスの株主は騒動後、村上世彰氏の長女である野村絢氏と旧村上ファンド系の投資会社が11.8%と筆頭株主になっている。次にダルトン・インベストメンツが7.1%、レオス・キャピタルワークスが5.1%と続いている。河西邦剛弁護士は、6月の株主総会は現時点ではフジ側が若干有利だが6月までスポンサーが戻ってこないと各企業も離れてしまうので、今のうちにファンド系と交渉するのがよいと話した。