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消防団員数は年々減少し昨年は74万人余りで定員より約15%不足している状況。こうした中、神奈川県海老名市に入団希望が相次ぐ消防団がある。海老名市消防団第5分団”カミゴウ消防団”は団員カードを作るなど親しみやすい消防団を目指している。カミゴウ消防団では2年前から様々なイベントを実施している。海老名市消防団には15の分団がありカミゴウ消防団のみがこの1年ほど定員15人を上回る入団希望がある。加藤達也さんは普段は神奈川県庁で災害対応の仕事に就くが、東日本大震災の被災地支援の経験などから10年前に入団した。当時の団員は10人ほどで人手が足りず点検なども間に合わないときがあった。加藤さんは団員確保のために従来のイメージを変えたいと考え消防団を身近に感じてもらうことに。親子で参加できるイベントなどで消防団を知ってもらう事を目指した。カミゴウ消防団に今年入団した池田沙織さんは自分に合った関わり肩で活動できるとして入団した。SNSでカミゴウ消防団の情報を発信している。住宅地で活動するカミゴウ消防団は仕事の8割が防災啓発などの広報や機器の点検作業。池田さんは加藤さんらの点検作業に同行し交通整理を担当、それぞれの体力に合わせて参加の仕方を認めてもらえる。地域の身近な存在で役割分担を明確にして団員を増やしてきた。消防庁も団員確保のマニュアルを作っている。