イット! モクゲキ!
オーストラリアのタスマニア島のみに生息するタスマニアデビル。あまり聞き慣れない名前だが、絶滅危惧種に指定されているタスマニアデビルは保護プロジェクトに参加しないと飼育できない生き物。そのため日本では多摩動物公園にいる2匹しか見ることができない。体長約60cmと可愛らしい見た目だが、低いうなり声が悪魔のように聞こえることから「デビル」と名付けられた。うなる以外にも鼻を鳴らしたり小さな声で鳴いたりと少なくとも11種類の発声があるといわれている。「世界最大の肉食有袋類」の異名を持ち骨までかみ砕く強力なあごを持つタスマニアデビル。集団で餌を食べる際の順番を決めるために鳴き声が発達したのではないかという。