千葉放送局 パリパラリンピック 競泳 荻原虎太郎選手 目標は“自分らしい泳ぎ極める”

2024年9月3日放送 11:30 - 11:36 NHK総合
ひるまえほっと (各地の話題)

パリパラリンピックは日本時間のあす開会式が行われいよいよ熱戦がスタートする。千葉市出身で競泳に出場する荻原虎太郎選手が目標に掲げるのはメダルの獲得だけでなく自分らしい泳ぎを極め、それを多くの人に見てもらうこと。100メートル背泳ぎや自由形などに出場する。右肩が動かせないため上半身は左腕だけで推進力を生み出す。そして特徴的なのが下半身の動き。両足を交互に動かすバタ足だけでなく同時に動かすドルフィンキックを自由形や背泳ぎにも取り入れている。右肩の骨の腫瘍を取った影響で障害が残った荻原が水泳を始めたのは4歳のとき。最初はリハビリ感覚ではじめたが、中学時代から千葉県の障害者水泳チーム、千葉ミラクルズSCに所属。パラ競泳ならではの面白さに目覚め、頭角を現した。19歳で前回の東京パラリンピックに初出場したが、個人種目ではすべて予選敗退。見いだした課題はキックの改善。特に、それまであまり力を入れてこなかった背泳ぎで記録を伸ばすことに取り組んだ。その中で生み出したのが両足を腰から動かし同時に蹴ることで水を押すキック。得意としていたバタフライの足の動きを、あえて背泳ぎに取り入れた。荻原は肩の手術の際に右足の骨を移植した影響で両足を交互に動かすバタ足が苦手だった。そこで両足を同時に動かすキックを組み合わせ自分ならではの泳ぎを見つけ出した。この動きに磨きをかけるべく大学の水泳部の先輩でコーチを務める奥田壮太と試行錯誤を繰り返してきた。課題だったキックの改良でさらに強くなった荻原は、去年行われた世界選手権では200メートル個人メドレーと強化してきた100メートル背泳ぎでともに5位の好成績だった。東京大会の経験から大きく泳ぎを変えて挑む2度目のパラリンピック。悔しい思いの中で生み出した自分ならではの泳ぎを多くの人に見てほしいと考えている。


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