- 出演者
- 古谷敏郎
オープニング。
パリパラリンピックは日本時間のあす開会式が行われいよいよ熱戦がスタートする。千葉市出身で競泳に出場する荻原虎太郎選手が目標に掲げるのはメダルの獲得だけでなく自分らしい泳ぎを極め、それを多くの人に見てもらうこと。100メートル背泳ぎや自由形などに出場する。右肩が動かせないため上半身は左腕だけで推進力を生み出す。そして特徴的なのが下半身の動き。両足を交互に動かすバタ足だけでなく同時に動かすドルフィンキックを自由形や背泳ぎにも取り入れている。右肩の骨の腫瘍を取った影響で障害が残った荻原が水泳を始めたのは4歳のとき。最初はリハビリ感覚ではじめたが、中学時代から千葉県の障害者水泳チーム、千葉ミラクルズSCに所属。パラ競泳ならではの面白さに目覚め、頭角を現した。19歳で前回の東京パラリンピックに初出場したが、個人種目ではすべて予選敗退。見いだした課題はキックの改善。特に、それまであまり力を入れてこなかった背泳ぎで記録を伸ばすことに取り組んだ。その中で生み出したのが両足を腰から動かし同時に蹴ることで水を押すキック。得意としていたバタフライの足の動きを、あえて背泳ぎに取り入れた。荻原は肩の手術の際に右足の骨を移植した影響で両足を交互に動かすバタ足が苦手だった。そこで両足を同時に動かすキックを組み合わせ自分ならではの泳ぎを見つけ出した。この動きに磨きをかけるべく大学の水泳部の先輩でコーチを務める奥田壮太と試行錯誤を繰り返してきた。課題だったキックの改良でさらに強くなった荻原は、去年行われた世界選手権では200メートル個人メドレーと強化してきた100メートル背泳ぎでともに5位の好成績だった。東京大会の経験から大きく泳ぎを変えて挑む2度目のパラリンピック。悔しい思いの中で生み出した自分ならではの泳ぎを多くの人に見てほしいと考えている。
県立川越女子高校の生物部では埼玉県の準絶滅危惧種に指定されているヌカエビの生殖調査を行っている。タカエビの生息を脅かす外来種カワリヌマエビ属のエビは釣り餌や観賞用のエビを人が放流した結果、繁殖したものと言われている。川越女子高校の生物部では主に学校周辺の荒川水系で在来種の保護活動や外来種の分布調査を行っている。採取したエビは見た目の特徴だけではなく体のトゲの位置や数まで調べて種類を分類する。今年の夏休みには埼玉県内で遺伝子解析を行っている大学と共同研究を行った。その結果、採取してきたヌカエビは間違いなく在来種で他の種と交わる交雑したものもいなかった。生徒たちは県内にある自然保護団体からエビの放流場所として新座市にあるTOPPAN朝霞工場を紹介してもらった。敷地にはビオトープとして整備した人工の池があるから。初めて放流したのは今年5月、放流したのは10匹だったが多くのヌカエビが大きく成長していることが分かった。今回、夏休みに採取したヌカエビを新たに30匹放流することができた。抱卵しているエビもいて更に数が増えることが期待できる。
横浜市立大学の大学生たちが髪の毛の寄付を募り病気などで髪の毛を失った子どもたちのためにウィッグを提供するヘアドネーション活動を行っている。8月、横浜市立大学でイベントが行われ県内外から27人の子どもたちが集まった。子どもたちは髪の毛の仕分け作業を体験。31センチ以上が必要で髪色や髪質は関係ないことを学んだ。イベントを企画したのは大学4年生ボランティア団体代表・伊谷野友里愛さん。去年4月、大学の仲間たちとボランティア団体「Hair for Children」を立ち上げ子どもたちにウィッグを無償で提供している。今は大学を拠点に中学生から大学生まで20人が活動を続けている。SNSで活動の様子を発信。全国から髪の毛が届くようになり、これまで23人にウィッグを提供することができた。
「韓国風肉じゃが煮」の作り方。じゃがいも、豚バラ肉を切る。豚バラ肉をごま油で炒め、じゃがいもを追加して水をいれる。白菜キムチ、調味料を入れて煮る。細ねぎをちらして完成。
「ひるまえほっと」の次回予告。