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千葉県では2024年度のトラフグの漁獲量は52.2tと、ここ10年で約10倍となり全国でもトップクラス。夷隅地域は漁獲量の約7割近くを占める。漁獲量が急増した理由のひとつが、去年終息した黒潮大蛇行。潮の流れが変わって水温が上がり、トラフグの生息域が変化したとみられている。千葉県ではトラフグの漁をめぐって、漁業者と釣り客の共存が課題になっている。外房沖で漁をする漁業者は、今後も漁獲量を保つため、トラフグ漁の期間は11月~翌年3月までと申し合わせ、産卵期は漁を控えている。トラフグを釣る数や時期に法的制限がなく、産卵期の4月には毎年大勢の釣り客が訪れている。内房で釣り船を運行する業者たちも話し合い、今年から産卵期に釣れるトラフグの数を、1人5匹までとする自主的なルールを設けた。専門家はトラフグの生息域の、急激な変化に対応するためには、千葉県内だけではなく、漁獲量が増えている近隣の自治体とも連携も必要だと指摘している。
