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半導体部材メーカー大手のJSRはエリックジョンソンCEOの退任を固めたことがテレビ東京の取材で分かった。JSRは政府系ファンドのJIC（産業革新投資機構）が去年4月、半導体業界の再編を念頭におよそ1兆円で買収した。ジョンソンCEOは買収されたあとも経営のかじ取りを任されていたが、海外のライフサイエンス事業の赤字が主力の半導体事業の利益を相殺し続け、半導体業界の再編計画にもほころびが出る状態が続いていた。去年11月にはジョンソンCEO直下の研究開発部門のトップが5000万円を超える経費を不正に使用していたことも判明した。関係者によるとジョンソンCEOは一連の業績不振の責任を取る形で退任し、後任は堀哲朗副社長が就任する。