めざましテレビ NEWS
都内のスーパーではきのう、今月1日に取材したときと比べLサイズ・LLサイズが20円以上値上がりしていた。今月の卵の卸売価格は、きのう時点で1キロ当たり平均330円とエッグショックと呼ばれたおととしの同じ月の320円を超えた。背景にあるとみられるのが、ニワトリの夏バテ。エサを食べなくなることで卵を産まなくなったりサイズが小さくなったりしてしまう。奈良ファームでは、今年約10%から15%ほど採卵率が下がっていて、採れた卵の約2割が出荷できないという。今年は扇風機を3台増やしたほか、エサにカルシウムを増やすなどの工夫をしている。夏休みのイベント会場に出店する飲食店にも影響が出ている。猛暑の影響がしばらくは続くとみられる一方、9月ごろからは大手外食チェーンによる月見商戦が始まり、10月ごろになるとおせちやおでんの仕込みで卵の需要が高まる。供給が増える見込みがないため、年内は価格の高止まりが続く見通しだという。