国際報道 INTERNATIONAL NEWS REPORT
IEA(国際エネルギー機関)はイラン情勢を受け、先月の世界の石油供給量が、全体の約1割にあたる1日あたり1010万バレル減少したとする分析を明らかにした。ホルムズ海峡を通って輸送される原油や石油製品は、2月には1日あたり2000万バレルを超えていたのに対し、4月上旬時点では380万バレル程度にとどまったとしている。IEAはアメリカとイランによる協議の行方は不透明だとして、紛争が長期化した場合“世界のエネルギー市場と経済は、今後数カ月の間、大きな混乱に備える必要がある”と強調している。原油価格の高騰を受けカナダではカーニー首相が、ガソリンなどへの課税措置を来週から9月7日まで一時的に停止すると明らかにした。今回の措置によって、1リットルあたり200円を超える水準まで上昇していたレギュラーガソリンの販売価格が、1リットルあたり約11円の負担軽減につながるとしている。また、航空燃料への課税措置も一時的に停止するとしている。カナダ政府は、一連の減税策に伴う財政負担が24億カナダドル(約2700億円)に上ると見込んでいる。
