news every. 吃音を知ってほしい コンプレックスと向き合う中学生
幼い頃から吃音で悔しい思いをしてきた中学生3年生の太田さちさんを取材。さちさんは幼稚園の頃から吃音の症状が出始めた。小学生になり授業で発表する機会が増えると症状で悩むことも多くなったという。吃音は言葉がスムーズに出てこない発音障害で、さちさんは「あ」「わ」から始まる言葉が苦手で、人前で話す時に症状が出やすいという。最初の一歩を踏み出したのは中学校に入学したとき。自分が吃音であること友人たちに打ち明けたところ、受け止めてくれたという。前向きになり始めたさちさんは今年6月、吃音当事者が接客を体験し交流を通し理解を深めるイベント「注文に時間がかかるカフェ」に店員として参加。自分に自信が持てるようになりたいという思いからだった。今では学校でも生徒会役員や応援団副団長を務めるようになった。今年9月、中学生が日頃考えている思いなどを発信する大会「わたしの主張」の新潟県大会に佐渡地区代表として出場。「コンプレックスと向き合う」というテーマでスピーチした。