めざましテレビ ENTERTAINMENT
公開初日から絶賛の声が相次いでいる李相日監督の映画「国宝」。歌舞伎の女形に挑戦した吉沢亮と横浜流星にインタビュー。2人は共に大河ドラマで主演を務めた国宝級の俳優。2人の父親を演じた渡辺謙は「この映画は二人の才能ある俳優の努力のたわものです」などと述べた。カンヌ国際映画祭での公式上映では6分間のスタンディングオベーションとなった。主演の吉沢が役者人生の集大成として挑んだ作品。任侠の家に生まれながら歌舞伎俳優になる男の壮大な一代記。吉沢が立花喜久雄を、横浜が実の息子で喜久雄の親友かつライバルとなる大垣俊介を演じている。お互いの印象について横浜は「根っこの部分は似てると思う」、吉沢は「他人の目を気にしていなさそう」などと述べた。武道で鍛えられた芯の強さが共通しているという。初めて化粧をしたときについて吉沢は「これできれいに見えなかったらこの作品終わるなって思ってた」、横浜は「痩せちゃってて、カクカクしてて監督も不安そうにしていた」などと述べた。化粧以外にも踊りや所作、発声など2人の準備期間は1年半にも及んだ。2人を指導したのは歌舞伎俳優・中村鴈治郎。稽古で大変なことについて吉沢は「姿勢。肩を落としてというのを最初から最後まで言われ続けていた」、横浜は「発声はダメダメでかなり手こずった」などと述べた。2人が演じるのは親友でもライバル。それは撮影現場でも同じだったという。吉沢は「負けられないなと思った」、横浜は「いい距離感でいられた」などと述べた。意外な共通点について吉沢は「撮影中もずっと二人でふざけていた」、横浜は「その部分が似ている。少年心じゃないけど」などと述べた。伊藤は「俳優として歌舞伎俳優を演じる、芯の通った二人のぶつかり合い」などとコメントした。