ZIP! ZIP!特集
次に向かったのは大屋根リング内の西側エリア。国宝級の芸術がずらり!人気No.1と評判の「イタリア館」。館内に入るとまずは大きなスクリーンのある部屋へ。イタリアと日本のこれまでの交流や芸術や文化をまとめた2分ほどの映像が終わるとスクリーンが回転し、その先に展示スペースが現れた。イタリア政府のマリオさんに案内してもらった。硬貨に描かれている「空間における連続性の唯一の形態」やミケランジェロの彫刻「キリストの復活」や400年前に描かれたカラヴァッジョの「キリストの埋葬」など国宝級の本物の作品が数多く展示されている。そんなイタリア館でひときわ存在感があったのは西暦150年ごろの古代ローマ時代に作られた彫刻「ファルネーゼのアトラス」。戦いに敗れ、天空を支える罰を与えられた神・アトラスの繊細な筋肉や苦しみに耐える表情がリアル。重さ2トン、大理石で作られた彫刻は万博のために10日かけて運ばれてきた。