ストレイトニュース (ニュース)
参議院選挙がきょう公示された。きょうは国民民主党をフカボリ。「手取りを増やす」をスローガンに 政治を変えると訴える玉木代表。しかし変化を求められているのは国民民主党。NNNと読売新聞の世論調査で今年1月と4月に過去最高の13%あった政党支持率が先月下旬5%に急落。このピンチをどう打開するのか。玉木代表は「原点回帰、原則は現役世代から豊かになろうということ」とした。
去年国民民主党が衆院選で躍進する原動力となったのは20-30代の現役世代。まず従来の支持という「守り」を固める戦略を選んだ。密着取材で具体策が見えてきた。演説を終えると写真撮影に応じていた。その場で写真をSNSにアップする人もいた。玉木氏が支持拡大に効果があると重視するのがユーザからユーザへのSNS上での拡散。さらにもう1つのSNS戦略、フォロワー数約74万人という拡散力を使って始めたのが一度に多くの人が視聴できるライブ配信。移動の車の中でもSNS上での有権者との接触機会を増やす”ネットどぶ板選挙”を展開している。
さらに国民民主党は新たな支持層を獲得する「攻め」の戦略にも取り組んでいる。広報戦略を担う伊藤孝恵
議員が明かしたターゲットは女性。男性の支持が強かった一方、弱点とされてきた女性の支持拡大を狙うというもの。国民民主党と取材する記者は「SNS上の拡散で支持拡大に成功してきた国民民主党。ネット上の支持は移ろいやすく離れるのも早いと危機感を持っている」などと話した。次回は立憲民主党の政党フカボリ。