謎解き!ヒミツの至宝さん (謎解き!ヒミツの至宝さん)
激レア標本3つ目は人間の骨格標本。国立科学博物館の坂上さんは骨格標本の頭部の標本に注目。古墳時代の人骨は他の時代と比べてエラが極端に張り出しているものが多い。こうした標本をこれまでにない方法で調べることで、古墳時代を生きた人々の正体がわかってきている。わずかなDNAから情報を解読できる技術が発達し、2023年に国立科学博物館の研究グループは古墳時代の人骨の解析を始めた。日本人の成り立ちは、弥生時代に大陸から渡来人が縄文人と混血して様々なタイプが誕生し、現在まで引き継がれてきたと考えられてきた。