2025年5月15日放送 1:51 - 2:37 NHK総合

謎解き!ヒミツの至宝さん
国立科学博物館標本

出演者
大本彩乃(Perfume) 西脇綾香(Perfume) 樫野有香(Perfume) 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

オープニングの挨拶。今回は科学にまつわる至宝。案内人はココリコ田中が務める。

(謎解き!ヒミツの至宝さん)
科学がテーマの至宝とは?

国立科学博物館とNHKは標本を8K技術でデジタル化し、後世に残すプロジェクトに取り組んできた。今回は国立科学博物館の研究者イチオシの激レア標本3つを紹介する。

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はやぶさダイオウイカティラノサウルス台東区(東京)国立科学博物館
国立科学博物館の激レア品(1)

激レア標本1つ目はヒドロ虫で、赤いテープが貼ってあった。タイプ標本といって新種とわかった生物の姿形を伝える貴重な標本。新種判別の基準として研究に活用されている。世界中の研究機関では、このような基準となる標本を共有することで地球規模の種のリストを作っている。この標本はヒドロ虫の中でも新たにキセルカゴメウミヒドラという種を人類が認識した証だった。

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キセルカゴメウミヒドラヒドロ虫ミウラハイホラゴケ国立科学博物館国立科学博物館 筑波研究施設
昭和天皇が発見した新種のヒドロ虫!

新種のヒドロ虫を発見したのは昭和天皇だった。生物学御研究所で生涯32種類のヒドロ虫を新種と発表した。新種の証だけでなく昭和天皇自ら研究したという歴史的証だった。

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ヒドロ虫国立科学博物館昭和天皇江の島生物学御研究所皇居神奈川県
国立科学博物館の激レア品(2)

激レア標本2つ目はクジラの骨格標本。2019年に国立科学博物館の研究者によって新種と確認された。クジラは元々4本足を持っていったため、胸びれに見えるのは前足の名残と考えられている。かつて後ろ足と胴体を連結していた骨盤が今も小さく残っていると考えられている。

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クジラ国立科学博物館
骨のわずかな違いから新種のクジラと判明!

国立科学博物館の名誉研究員の山田さんは、2008年に北見市で見つかったクジラの骨格標本を観察し、15センチほどのこめかみにあたる部分に注目した。新種と判明したクジラは一般的なツチクジラと比べて凹んだ下の部分がわずかに盛り上がっていた。大きさの差はあるが形が違うのはなかなか起こらないため種の特徴を反映するという。山田さんは世界7か国をめぐって比較調査に取り組み、新種であることを証明。和名をクロツチクジラとした。

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クロツチクジラ北見市(北海道)国立科学博物館
国立科学博物館の激レア品(3)

激レア標本3つ目は人間の骨格標本。国立科学博物館の坂上さんは骨格標本の頭部の標本に注目。古墳時代の人骨は他の時代と比べてエラが極端に張り出しているものが多い。こうした標本をこれまでにない方法で調べることで、古墳時代を生きた人々の正体がわかってきている。わずかなDNAから情報を解読できる技術が発達し、2023年に国立科学博物館の研究グループは古墳時代の人骨の解析を始めた。日本人の成り立ちは、弥生時代に大陸から渡来人が縄文人と混血して様々なタイプが誕生し、現在まで引き継がれてきたと考えられてきた。

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国立科学博物館高山村教育委員会
人骨のDNAが示す日本人の成り立ち

日本人の成り立ちは、弥生時代に大陸から渡来人が縄文人と混血して様々なタイプが誕生し、現在まで引き継がれてきたと考えられてきた。しかし最新研究のDNA解析で、古墳時代の人のDNAは現代日本人と重ならないという結果が出た。国立科学博物館の篠田館長は、古墳時代の人は縄文人に近いが現代日本人は大陸に近い、古墳時代以降にも大陸から人々が入って混血が進んでいったと話した。

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国立科学博物館鳥取県
(エンディング)
エンディング

エンディングの挨拶。

(告知)
特別展 古代DNA ―日本人のきた道―

「特別展 古代DNA ―日本人のきた道―」の告知。

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国立科学博物館特別展 古代DNA ―日本人のきた道―
イマーシブシアター 新 JAPONISM

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