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野党側が提出したガソリン税の暫定税率を来月廃止する法案は、参議院財政金融委員会で質疑が始まったが、与野党側は丁寧な審理を主張し、参議院選挙も意識し、会期末ぎりぎりまで審議が続く異例の展開となっている。野党側が提出したガソリン税の暫定税率を来月廃止する法案は、きのう、衆議院を通過して参議院に送られた。きょう、参議院財政金融委員会で質疑が行われている。自民党の船橋氏は、問題の多い法案だという。立憲民主党の重徳政調会長は、「恒久財源はことしの年末の税制改正で議論していく。政府・与党が選挙前に場当たり的な給付を行うくらいなら、暫定税率廃止の財源に充てるべきではないか」と述べた。野党側はきょうの採決を求め、与党側は”事業者などへの影響も大きく丁寧な審議が必要”だと主張。折り合わなかった。参院では与党が多数を確保し、法案成立は難しい情勢だ。