TBS NEWS (ニュース)
ナタリー・ポートマンなど著名人を輩出している名門校ハーバード大。先週トランプ大統領はそんなハーバード大を恥ずべき存在と糾弾。発端となったのは、トランプ政権がガザ攻撃への抗議デモを行った学生を反ユダヤ主義として大学に取り締まり強化を要求したこと。さらに多様性を重視した学生選考をやめるようにも求めた。これに対しハーバード大は「要請は連邦政府の権限を超えている」と要求拒否。トランプ政権はハーバード大への22億ドル助成金を凍結する事態に発展したのだ。ハーバード大学生や教職員は「大学の独立性は優れた研究活動にとって不可欠」などとコメント。さらにトランプ政権は、医療研究向けの助成金10億ドルの差し止めも検討。大学側は癌・心臓病・感染症などの研究が危機にさらされていると主張。大学関連誌は、研究者の人員整理や動物の安楽死の可能性伝えている。ハーバード大は「こうした措置は患者、学生、教職員、研究者、そしてアメリカの高等教育の国際的地位にまで深刻な影響をもたらす」と声明内で訴え、助成金凍結の差し止め求めトランプ政権を提訴。アメリカ国内の150超の大学も共同声明でトランプ氏の対応を批判。