大リーグキャンプイン 佐々木朗希投手は?

2025年2月18日放送 12:20 - 12:27 NHK総合
みみより!解説 (みみより!解説)

大谷翔平などの活躍が今年も楽しみだが、ポスティングシステムを利用してドジャースと契約した佐々木朗希投手の今後も注目されている。小澤正修解説委員が解説。ドジャースは今年、球団初のワールドシリーズ連覇を狙ってのキャンプイン。去年、史上初の50−50を達成した大谷は二刀流復帰を目指して豪快なスイングを見せブルペンでは早くも150キロ台のボールを披露。また、開幕投手に挙げられている山本由伸投手も力の籠もった投球を見せている。一方、20球団の争奪戦となった23歳の佐々木投手についてロバーツ監督は「すべての選択肢がある」と前置きしながらも、開幕2戦目での登板を示唆した。佐々木投手は契約金およそ10億円でドジャースと契約。最速165キロの速球を軸に日本のプロ野球では史上最年少での完全試合を達成。WBCでも活躍した。佐々木投手は25歳未満のためドジャースと結んだのはマイナー契約。正式に大リーグの選手とは言えず、キャンプには招待選手という位置づけで参加している。大リーグのマウンドに立つためには新たにメジャー契約を結ぶ必要がある。メジャー契約できるのは各球団40人まで。大抵、各球団は上限の人数まで契約をしているので、戦力外であるとかけが人が出るなどで枠が空かないと新たな選手とメジャー契約はできない。日本選手では今年は佐々木投手だけではなく阪神で最多勝を2回獲得した青柳晃洋投手、160キロを超える速球が持ち味の藤浪晋太郎投手も、キャンプでマイナー契約からメジャー契約の40人枠を目指している。40人の中から試合に出場できるベンチ入りの選手は26人。さらに、このうちピッチャーは半分の13人までと決められている。先発ピッチャーの枠は13人のうち5、6人程度。相当狭き門。佐々木投手はロッテ時代の5年間は体の状態から1軍を離脱することも多く、1年間、先発ローテーションを守って規定投球回に達したことが1回もなかった。大リーグでいきなり中5日などでの登板を1年間続けていけるのか懸念する声もある。
大リーグの30球団はそれぞれ傘下に複数のマイナーリーグのチームが置かれている。レベルが高い順に3Aから始まり、いちばん下がルーキーリーグ。ドジャースの3Aはオクラホマシティコメッツというチーム。待遇も異なる。大リーグの選手の最低年俸が76万ドルと1億円を超えてる一方、マイナーリーグは選手がハンバーガーしか食べられないという意味で“ハンバーガーリーグ”などと呼ばれることもある。ドジャースが佐々木投手について育成重視の方針を取ると、3Aか2Aでプレーする可能性もある。原則大リーグの場合、選手の育成に主眼を置いてメジャー契約をするケースはないので、いちばんのポイントはシンプルに佐々木投手が年間通して大リーグでの戦力になるかどうか。


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